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トーキョー・プリズン(柳広司)

ここでは、「トーキョー・プリズン(柳広司)」 に関する記事を紹介しています。
tokyo.jpg出版社:角川書店

柳 広司 (著)

配本日:2006年03月01日

終戦後のトーキョー、消息をたった知人を探すため日本にやってきたニュージーランド人で私立探偵を営むフェアフィールドは、米軍に捜索協力を求める引き換えに、戦争中の記憶を失っていているため裁判を受けることが出来ない「戦犯キジマ」の記憶を取り戻すこと命じられる。そして、スガモプリズン内で起きた殺人事件を一緒に調査することになる。

ミステリーの中に原爆、戦争孤児、戦時中の捕虜への虐待、天皇責任論など考えさせられる問題を次々に投げかけてくる。終戦直後の歪んだ世界をリアルに描写し、少し重たい雰囲気を感じさせられる。そして、権力といった力の怖さを描いている。
「大きな力には、大きな責任が必要なんだよ。自由の反対は義務じゃない責任なんだ。」
イツオ(キジマの親友)の言葉が印象に残る。自由のを得ることは責任を背負うことだと思っていた自分には、考えさせられた。

登場人物はどれも独特だが、やはりキジマの言動には、登場瞬間から最後まで引き付けらる。こういった登場人物の描き方は、違う作品とも似てはいるがとても好きだ。後半にかけて、急に推理がスピードアップし、夢中になって読み進んでしまい気付くと終わっていて、無理やり感(ご都合主義?)があったが、(とくにオウムのトリックはちょっと無理があるんじゃないかと感じた。)エピローグを読むことで、うまく緩和されていて、面白く読むことが出来た。

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